gya9

競プロとかData ScienceとかEsportsとか。

就活記:地方学生がデータサイエンティストになる話

はじめまして。

ブログ開設1発目は僕個人の就活記を書きます。 記事の主な趣旨としては、
「非情報系学部出身だが、tech系・web系企業に興味がある」
「ただ、どう就活を進めていけばいいのか全く分からない」

と思っている後輩学生への助言が少しでもできれば、というものです。

スペック

地帝の物理工学系院生
学部4年間の多くをDTMとEsportsに捧げる

就活開始前の取り組み

知り合いにつられ、なんとなくやってみたらハマりました。2019/4/19現在rating緑。

ここ最近人口も増え、就活で前置きなしにAtCoderの話を出せる風潮を感じます。
逆に「AtCoderとかやってないの?」と面接等で聞かれる時代が来るかもしれません。
就活に有利かどうかを抜きにしても、楽しくスキルアップを目指せてオススメです。


  • ものづくり

クソwebアプリを作ったり、DiscordBotを作ったり、スクレイピングしてみたり、Esportsゲームの勝敗予測モデルを作ったり、していました。
クオリティとしては、時間さえあれば誰にでも作れるような本当にしょうもないものばかりですが、 身に付けた知識を活かして何らかの「事」が達成できるのはかなりの快感で、 しかも職種を選ぶうえでの判断材料にもなります。


就活本番

2018年10月頃から本格的に就活をスタート
したは良いものの、右も左もわからない状態だったので、 とりあえず面白そうなイベントを探して参加していきました。

参加したイベント

逆求人イベント

もっぱらサポーターズさんにお世話になりました。 交通費が出て、およそ10社の企業の話を1日で一気に聞けます。 特に情報系学部出身でない学生にとっては

  • tech系企業特有の雰囲気を知る
  • (自分から話しかければ)横のつながりを作れる

ため、行って損はないです。

データコンペ

upura.hatenablog.com

上の記事と同じ内容のデータ分析コンペに参加しました。
(記事は社会人向けの第2回、自分が参加したのは学生向けの第1回)

Kaggleのような課題のスコアを競プロっぽく1dayで競うものです。 内容もさることながら、個人的には僕の人生を間違いなく変えた素敵な出会いがいくつかありました。

各種イベントを通して、元から興味度の高かったデータサイエンティストへの志望が 確固たるものになっていきました。


本選考

「企業選びの軸」

toCの大規模なサービスを持っている
②分析官として成長できる環境(データ量/技術基盤/雰囲気/制度 など)
③エンターテイメント(に関連する)事業
+α 収入はなるべく高いほうがいい

以上を踏まえ、エントリーに至ったのは全部で4社でした。

A社

サポーターズイベントで接点を持ち、 その後オフィス見学などを通して詳しくお話を聞き、 興味を持ったので選考スタート。
ゲームを主要プロダクトとしている会社だったので、 面接ではEsportsの話題で非常に盛り上がりました。 面接官の方にも、マッチしているという印象を頂けたようです。

結果:データサイエンティストとして内定


B社

サポーターズイベント経由。
4社中、唯一SPI的な適正検査 (言語・非言語) があり、 さらにコーディング/大学数学のテストと色々受けました。 コーディングテストはAtCoder Beginner ContestのB程度の問題が2問、 D程度(それ以上?)の問題が1問出題。最後の問題が解けず悔しい思いをしました><

結果:エンジニアとして内定


C

長期インターン(自分から希望)と並行して選考を進めさせてもらいました。
選考フローについてはここ最近一新されたようなので言及は避けますが、 学生向けイベントやLTなど、インターン期間中に多くのことを学べました。

結果:データサイエンティストとして内定


D社

もともと興味はあったものの、就活イベントなどで接点を持つタイミングがなかったため、 web上で1から応募。
内容多めの課題提出が特徴的ですが、 出題テーマが面白かったためもくもくと進めました。

結果:データサイエンティストとして内定


振り返ってみて

終結果として、4社中4社すべてから内定をいただきました。 どうしてこうなった。

想像以上に「プレゼン」が多い

自分の就活に関しては、 webテスト等を受けた回数 <<<< プレゼンをした回数でした。
「実力で殴る!」みたいなタイプの人でないならば、

①自分はどういう人間で、
②今まで何をやってきて、
③今から何をしたいのか、
④将来的にどうなりたいのか

の4点をきちんと整理しておくことが非常に重要だと感じます。

何でもいいから面白そうなことにトライする

前述4点のうちの②③について持ち出せる話題が増えてかなり話しやすくなります。
特に経験の浅い学生にとっては「そもそもどの職種/技術が自分に向いているのかわからない」はずなので、 まずは適当に興味のあるジャンルを選び、一歩踏み込んでみましょう!

おまけ:AtCoderの話題を出したときのレスポンス一覧

人事「AtCoderは詳しくないんだけど、paizaはやってない?」
人事「何点問題まで解ける?(完全に理解している)」
エンジニア「やっぱり皆やってるんすね~」
エンジニア「今晩、弊社主催のコンテストがあるからよかったら出てね(宣伝)」